今市(市)
(いまいち)
栃木県中西部にある商工業都市。1954年(昭和29)3月、今市町が落合{おちあい}、豊岡の2村を編入して市制施行。さらに同年11月篠井{しのい}村の一部、大沢村を編入。中心集落は大谷{だいや}川南岸の街村集落今市で、正保{しょうほう}年間(1644~48)に日光街道の宿駅が置かれた後、宿場町として発達し、鬼怒{きぬ}川上流、日光地方、今市扇状地の中心市場町として発展した。今市は大谷川の谷口集落であり、近世から、日光街道、例幣使{れいへいし}街道、会津西街道が通ずる要衝で、現在もJR日光線、東武鉄道日光線・鬼怒川線が通ずるなど交通の要地である。このため日光、鬼怒川、川治{かわじ}温泉など観光地の発展を背景に、それら観光地への物資の供給地としての役割を果たしている。また、県内有数の木材集散地として木材の一次加工や家具、建具、線香など林産関係の工業や食品加工業が盛んで、近年では化学、電気機械工業の伸長がみられる。市街地に報徳{ほうとく}二宮神社(二宮尊徳死去の地)や報徳文庫があり、日光街道杉並木は特別史跡・特別天然記念物に指定されている。人口6万0811。 <桜井明久>
【地】5万分の1地形図「矢板」「日光」「鹿沼{かぬま}」
【URL】[今市市] http://www.tanaka-tec.co.jp:443/imaichi/
