中庸

(ちゅうよう)
もと『礼記{らいき}』の第31篇{ペん}。儒教の教理を述べた書。孔子の孫、子思{しし}の作ともいうが、後世の付加も多く、全篇の成立は秦{しん}代か漢代ごろとされる。古くから独立した一書としても重んじたが、朱熹{しゆき}(朱子)は、孔子門下に伝授された心法を子思が記録して孟子{もうし}に伝えた書とし、道統の継承の線上に位置づけ、四書の一つとして重んじ、旧来の分段を改めて33章に分け、自らの哲学に基づいて『中庸章句』を書いた。それによれば、中庸とは不偏不倚{ふき}、過不及のない平常の道理で、道理は天に基づいて人間に本性として賦与される。本性に従って存養省察して喜怒哀楽の中和を得れば、天地は順応し万物は生育し、人間と自然の統一調和が保たれる。この根本理念がさらに詳細に説明されるとみるのである。本性や存養のとらえ方には、後世には異論もみられたが、『中庸』が儒教教理の書として重んじられたことに変わりはない。子思 <佐野公治>

【本】宇野哲人訳注『中庸』(講談社学術文庫)

我们使用 Cookies 和其他技术来定制您的体验包括您的登录状态等。通过阅读我们的 隐私政策 了解更多相关信息。 单击 接受 或继续使用网站,即表示您同意使用 Cookies 和您的相关数据。