三角縁神獣鏡

(さんかくぶちしんじゅうきょう)
縁の断面形が突出して三角形をなすのを特徴とし、神像や獣形などを半肉彫りで表現した鏡。「さんかくえん~」ともいう。面径が20センチを超える大形鏡である。主文様は銘文とともに中国の神仙思想を表したものとされる。図文は放射状ないし重層的に配される。前者はさらに神像と獣形の数によって数種に分類される。銘文に「景初三年」(239)、「正始元年」(240)など魏{ぎ}の年号をもつ例があり、また、その他の理由からも本鏡は魏の鏡といわれる。『魏志倭人伝』{ぎしわじん}の記事と対比して、卑弥呼{ひみこ}が魏から輸入した鏡と考えられ、その後、大和{やまと}朝廷が各地の首長と政治的関係を結ぶために配布したとする説が有力である。実際、日本の初期古墳から多く出土しているが、中国や日本の弥生{やよい}時代遺跡からの発見例がなく、不自然な点も指摘されている。中国鏡とそれをまねた倭鏡(?製{ぼうせい}鏡)とがあるとされ、同じ鋳型からつくったといわれる同笵{どうはん}鏡の多いことも注目される。化学分析の結果から、原料の鉛鉱石産地の追求が進みつつある。 <橋本博文>

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