三和銀行(株)
(さんわぎんこう)
都市銀行の一つ。1933年(昭和8)に当時大阪の地場産業を地盤とする銀行であった鴻池{こうのいけ}、山口、第三十四の3銀行が合併して設立された。ピープルズ・バンク(大衆の銀行)をモットーに、創立期より大衆化路線を推し進めており、預金・貸出両面で個人および中小企業の占める割合が上位都市銀行のなかでは非常に高いという特徴をもっている。他行に先駆けてカード・ローンに先鞭{せんべん}をつけたことにみられるように、新商品開発能力にも優れている。日商岩井、ニチメン、大林組、日立造船、神戸製鋼所などとの間で企業グループを形成しているが、この点では財閥系銀行に後れをとっている。海外業務部門にも力を入れており、なかでも中国に対して積極的なアプローチをしている。2000年3月、あさひ銀行、東海銀行との3行による事業統合の方針を発表したが、その後の意見の対立から6月、あさひ銀行が離脱。これを受けて、三和、東海、東洋信託銀行の3行は2002年4月をめどに持ち株会社のもとで合併する方針を発表した。99年3月末現在、資本金8419億0200万円、預金残高27兆6772億円、貸出残高31兆8685億円、店舗数国内332、海外38、従業員数1万3747名である。 <外山茂樹>
【URL】[三和銀行] http://www.sanwabank.co.jp/
