三元触媒
(さんげんしょくばい)
自動車の排出ガス浄化装置(後{あと}処理装置)の一つ。白金、パラジウムなどを用いた触媒コンバーターで、混合気を理論空燃比(約14.5)に保って排気中に酸素が残らないようにする。同時に排気温度を十分に高く保つと、一酸化炭素COと炭化水素HCに対しては窒素酸化物NOxが酸化剤として働き、一方COとHCはNOxの還元剤として働いて、三成分を同時に低減することができる。そのためには、O[▼2]センサーで排気中の残存酸素量をつねに測定し、電子制御燃料噴射装置や電子制御気化器を精密にコントロールして酸素が残らないようにしなければならない。また触媒コンバーターは高温になるので防火構造とし、過熱警報装置を備える。現在、もっとも一般的に使われている。 <高島鎮雄>
