三ヶ日(町)
(みっかび)
静岡県西部、引佐{いなさ}郡南部西端の町。町の北東から南西にかけて赤石山系の引佐山地が連なり、南は浜名湖と、その支湖猪鼻{いのはな}湖に臨む。西浜名村が1922年(大正11)町制施行して三ヶ日町と改称。55年(昭和30)東浜名村を編入。天竜浜名湖鉄道、国道362号が通じる。東名高速道路三ヶ日インターチェンジがあり、浜名湖レークサイドウェイが走り、奥浜名湖観光の拠点となっている。江戸時代には東海道の脇街道の本坂{ほんさか}街道(姫街道)としてにぎわった。只木{ただき}の石灰岩地から発見された化石人骨は、約2万年前の更新世(洪積世)末期の「三ヶ日人」として有名。町はミカンを主とした農業中心で、全農家(就業人口の約46%)の90%以上がミカン農家。大福寺は普賢十羅刹女{ふげんじゅうらせつにょ}画像などの国重要文化財を所蔵し、摩訶耶{まかや}寺も国重文、千手観音{せんじゅかんのん}・不動明王の彫像があり、庭園は県名勝。人口1万6668。 <川崎文昭>
【地】2万5000分の1地形図「三河富岡」「三ヶ日」「豊橋{とよはし}」
