七十人訳聖書

(しちじゅうにんやくせいしょ)
今日では紀元前3世紀中葉から紀元2世紀にわたってなされたギリシア語訳の『旧約聖書』を総称していう。「セプトゥアギンタ」Septuaginta(70の意)ともよばれ、LXXと略記する。これは『旧約偽典』の「アリステアスの手紙」がその成立事情を記し、プトレマイオス2世フィラデルフォス(在位前283~前247)の治世に、『旧約聖書』(原典はヘブル語)の五書の最初のギリシア語訳が、パレスチナから派遣された72人の長老により72日間でなされたとしたことによる。しかしこの伝説は伝説として、「七十人訳」の名称は、今日では五書にとどまらず、『旧約聖書』全体の最古のギリシア語訳の意に用いられている。キリスト教会がその形成期にこれを用いた。紀元2世紀以後はもっぱらキリスト教会で書写伝達された。 <秋?輝雄>

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