むつみ(村)
(むつみ)
山口県北東部、阿武{あぶ}郡の村。阿武川の支流蔵目喜{ぞうめき}川の流域を占め、丘陵や台地からなる阿武高原の農山村。1955年(昭和30)吉部{きべ}、高俣{たかまた}の二村が合併して成立。長く睦{むつ}み合う意の平仮名の村名となった。国道315号が通じる。山間地であるが比較的農地に恵まれ、農家の経営耕地や水稲収穫量は県内最高。『倭名鈔{わみょうしょう}』の宅佐{たかさ}郷の地で早くから開け、村役場のある吉部は近世萩{はぎ}藩奥阿武宰判勘場{さいばんかんば}(代官所)の所在地、また市場町として栄えた。中国地方有数のダイコンの産地で、無角和牛飼育、ニジマスの養殖も盛ん。人口2484。 <三浦 肇>
【地】2万5000分の1地形図「長門新市{ながとしんいち}」「十種峰{とくさがみね}」「長門広瀬」「生雲中{いくもなか}」
【本】『むつみ村史』(1985・むつみ村)
【URL】[むつみ村] http://www.mutsumi.com/
