むくみ
(むくみ)
身体の組織間隙{かんげき}に液体(組織液)がたまった状態をいう俗称で、医学用語では浮腫{ふしゆ}という。腫{は}れぼったい感じがして、圧迫すると圧痕{あつこん}をつくる。全身的な浮腫は、心臓性、腎臓{じんぞう}性、肝臓性、内分泌性、栄養障害性の浮腫に分けられ、局所性の浮腫は、血管やリンパ管の閉塞{へいそく}によるものと、血管運動性の浮腫などがある。
治療は、それぞれの原因疾患に対する治療をはじめ、一般的にはナトリウムを制限し、水分の摂取量と尿量を同程度にとどめる。薬剤としては、心臓性浮腫には強心剤や利尿剤、ネフローゼ症候群では利尿剤や副腎皮質ホルモンを用いる。内分泌性浮腫に対しては不足のホルモンを補う必要がある。また、腹水や胸水が貯留し、利尿剤などの薬剤だけで軽減しないときは、器械的に穿刺{せんし}して排除することもある。
なお、水症、水腫、浮腫などの用語の使い分けは、臨床上かならずしも厳密には行われていない。また、妊婦の場合は妊娠中毒症の疑いがあるので医師に相談する。 <加藤暎一>
