ね
(ね)
五十音図第五行第四段の仮名。平仮名の「ね」は「祢」の草体から、片仮名の「ネ」は「禰」の偏からできたものである。万葉仮名では「尼、泥、念、年、禰、涅(以上音仮名)、根、宿(以上訓仮名)」などが使われた。ほかに草仮名としては「?(祢)」「?(年)」「?(子)」「?(念)」などがある。
音韻的には/ne/で、舌先と上歯茎との間を閉じた舌内鼻音の[n]を子音にもつ。中央語では室町時代の末ごろまで連声{れんじょう}が盛んで、これによって生じた「ね」もあった(「輪廻{リンネ}」「尊詠{ソンネイ}」……)。 <上野和昭>
