多鯰ヶ池
(たねがいけ)
鳥取県東部、鳥取砂丘裏にある淡水富栄養湖。鳥取市と福部{ふくべ}村にまたがる。面積2.4平方キロ。水面標高17メートル、最大水深13.8メートル。侵食谷が海岸砂丘の侵入でせき止められてできた閉塞{へいそく}湖である。正・副湖盆からなり、透明度3.4メートル。有機塩類に乏しくプランクトンも少なかったが、近年観光地化のためやや汚染している。北東隅にはスイレンが浮き、カラスガイ、コイ、フナ、ヤリタナゴなどが生息し、カモ、タゲリが飛来する。蛇精伝承があり、シイやツバキが茂る陸繋{りくけい}島の大島には弁財天を祀{まつ}る。山陰海岸国立公園の一部。 <岩永 實>
【地】2万5000分の1地形図「鳥取北部」
