原町(市)
(はらまち)
福島県浜通り北部にある市。1954年(昭和29)原町と高平{たかひら}、太田、大甕{おおみか}の三村が合併して市制施行。56年石神{いしがみ}村を編入。JR常磐{じょうばん}線、国道6号が通じる。西部は阿武隈{あぶくま}高地で、この高地に発する太田川、新田{にいた}川が東流して太平洋に注いでいる。中心の原町は江戸時代には陸前{りくぜん}浜街道の宿場であり、相馬{そうま}中村藩の陣屋が置かれた地。63年に低開発地域工業開発地区に指定され、市街地周辺に電気、紡織、精密機械などの工業が分布する。農業は米作のほか、葉タバコ栽培、施設園芸などがある。新田川ではサケ漁が行われる。商業活動は仙台市といわき市の間にあって活発とはいいがたい。
南部の雲雀{ひばり}ヶ原では7月24日、相馬野馬追(国指定重要無形民俗文化財)の甲冑{かっちゅう}競馬、神旗争奪が行われる。国指定史跡に羽山{はやま}横穴、桜井古墳があり、中村藩独特の在郷給人の旧武山家住宅は国指定重要文化財。人口5万0087。 <原田 榮>
【地】5万分の1地形図「大甕」「相馬中村」「原町」
【本】『原町市史』(1968・原町市)
【URL】[原町市] http://www.soma.or.jp/ ̄haraofc1/
