かつらぎ(町)
(かつらぎ)
和歌山県北部、伊都{いと}郡にある町。1958年(昭和33)伊都町、妙寺{みょうじ}町、見好{みよし}村が合併して成立。和泉{いずみ}山脈の葛城{かつらぎ}山の南麓{なんろく}にあり、新町名はこれによる。町域は紀ノ川を挟んで高野山{こうやさん}西麓に及ぶが、北岸の段丘部以外ほとんど山地である。紀ノ川に沿ってJR和歌山線が通じ、北岸を通る大和{やまと}街道(国道24号)の宿場であった妙寺、笠田{かせだ}を中心とし、古くは南海道萩原{はぎはら}駅もあり、西高野街道が分かれる。笠田は中世京都高雄神護寺領であったかせ田荘で、文覚上人{もんがくしょうにん}開削の文覚堰{せき}があり、また歌枕{うたまくら}として知られた妹背山{いもせやま}がある。紀ノ川の南岸は旧高野寺領で、天野{あまの}には式内社丹生都比売{にうつひめ}神社がある。山麓ではカキ、ミカンの栽培が行われる。人口2万1393。 <小池洋一>
【地】5万分の1地形図「粉河{こかわ}」「高野山」
