分類俳句
「露の世は露の世ながらさりながら」
出典おらが春 俳文・一茶(いつさ)
[訳] 昔から、この世は露のようにはかないものとされていて、確かに無常な世であることはよく分かっているつもりだが、そうではあってもやはり、この死別の悲しさは、この世が露の世だと自分にいいきかせてもどうにもならないことだ。
鑑賞
文政一年(一八一八)、五十六歳で得た長女を、翌年失い、その折に追悼として作った句。季語は「露」で、季は秋。
接受