分類和歌
「父母が頭(かしら)かき撫(な)で幸(さ)くあれて言ひし言葉(けとば)ぜ忘れかねつる」
出典万葉集 四三四六・防人歌(さきもりうた)
[訳] 旅立つときに父母が私の頭をなでて、無事でいなさいと言った言葉が、いまだに忘れられないことだ。
鑑賞
別れる際の両親のことを思い出して故郷を懐かしんでいる防人の歌。「けとばぜ」の「ぜ」は「ぞ」の、「あれて」は「あれと」の東国方言。
接受